運動療法「セラサイズ」を知る
運動療法「セラサイズ」を知る
パーキンソン病の薬は、症状を抑えるという意味では、どの薬も効果が期待できる。しかし、一生涯飲み続けることに不安が…。
2017年11月頃、薬の効果で病状は落ち着いていたが、ゆうつな毎日を送っていた。手足のこわばりといった軽い症状から、最悪の場合は寝たきり状態になることもあるというパーキンソン病。現代の医学では投薬治療で症状を緩和するしか方法がない病気で、完治が困難な難病とされている。その薬もだんだん効果がなくなり、薬の量が多くなっていき、それに伴い副作用で症状も悪化していく…。そんなことを考えては、沈み込んでいた…。
パーキンソン病の情報を調べる中で、「リハビリ」などの運動療法も知ったが、その中で、「脳に刺激を与え」パーキンソン病にも効果があるというサイトを女房が見つけた。
「脳細胞活性ストレッチ」という、そのストレッチ理論に興味が湧いた。僕はすぐに青山の表参道にある「セラサイズスタジオ」に体験入学を申し込み「筋肉だけではなく、脳をみている」という独自のセラサイズストレッチを体験した。
この頃は、薬を飲んでいたため手足の震えなどの病状は止まっていたので、目に見えるような劇的な効果という感じではなかったが、脳細胞にスポットを当てた、これまでにない新しい概念のストレッチ、ということに魅了されてワクワク・ドキドキ。恋する乙女状態になっていた。
正式な名前は、国際細胞活性協会「表参道セラサイズスタジオ」といいます。
「脳の血流をUPして、カラダを回復させる」、「科学的な根拠にもとづいて行う、頑張り不要の最新ストレッチ」というコンセプトの説明を受けた。それからというもの、脳科学の本を何冊も読みあさり、脳の構造や機能を知れば知るほど、「脳を鍛えるには運動が一番」。という結論にいたり、女房と二人で週に1回の「セラサイズ」通いが始まることになった。ちなみに、女房は「アンチエージング」のためですが、当初は女房の方が効果を感じて楽しそうだった。
パーキンソン病と診断される前の話ですが、手の振戦が出てきた頃、NHKの放送で「くねくね体操」という体操を紹介していて、すぐにまねしてやってみたところ、一時的にではあるが手の震えが止まって、その効果にビックリしたことがあった。
脊髄を揺し、神経伝達物質を活性化させることで、自律神経に良い影響を与えるのかな?と、考えていたことも有り、脳科学と細胞学をミックスした「脳細胞活性ストレッチ」は、薬に頼らない治療方を探していた僕にとって、「一筋の灯」だった。
2018年9月、札幌に移住することを数年前から決めていたので、結局、10ヶ月間セラサイズスタジオに通い、その間、代表の小川氏やインストラクターのHIROKO先生に指導を受けました。脳のことを知れば知るほど「セラサイズ」は、科学的に裏付けされた素晴らしいエクササイズだと確信し、益々のめり込んでいった。
今は青山のスタジオには通うことは出来なくなり、チョット寂しいですが、札幌の自宅で今も「セラサイズ」は続けています。北海道には「セラサイズスタジオ」が無いため、東京に住んでいる時に、「正規初級インストラクター」のライセンスを取得して札幌に移住して来ました。いずれは北海道でセラサイズの伝道師になりたいと思っています。
セラサイズを初めて、徐々に薬の量を減らしていきました。通い始めた当初は、1日に1回2錠、朝昼晩3回(300mg)飲んでいた「ドパコール」を1回に1.5錠に減らし、その後は、1.5錠を1日2回半分の量(150mg)に減らしましていきました。様子を見ながらです。ここが難しいところで、脳に薬で十分なドーパミンを与えていると、脳がさぼってドーパミンを作ら無くなるからです。あまり急激な変化は良くありませんので、脳をだましだましです。そして、札幌に来てからは、1回1錠を朝晩2回(100mg)飲んでいます。投薬治療を始めて薬の量は「3分の1」になりました。
今は、運動療法のおかげでパーキンソン病の症状は出ていません。
東京の病院の先生は薬の量を減らすことを強く反対しましたが、強い副作用が出ないうちに、僕はいずれ薬をやめようと思っています。「一度薬を使うともうやめることが出来ない」怖い言葉です。
脳細胞活性ストレッチとは?
セラサイズは繊細な動きで全身の筋肉を動かします。脳の血流はアップし、毛細血管が隅々までしっかりと育ちます。使える筋肉が増え体の機能が回復します。年齢、体力に関係なく無理なくできる脳細胞ストレッチ。
>脳細胞活性ストレッチ「サラサイズ」の秘密